ライスプディング、フィルニー


JamaMasjidゲートNo.1前の通りGaliKababianにて(2011年3月)

素焼きの容器にはいった「フィルニー」です。こうやって合わせて置いておけば、ハエとかが来ても安心ですね。季節柄、この時はハエはいませんでしたが。あと、この器は水分が素焼きをとおして滲みでてきて、気化熱で冷却されるんだ、とかいう話をどこかで聞きました。でも、実際に手にとって食べてみても、たしかにひんやりとしてるけど、そんな気もするかな?といった程度でした。


この「フィルニー」という名前ですが、このジャーマーマスジド周辺のお店数軒で尋ねると、どこでも「フィルニーです。」と言われました。僕はこの界隈でこの食べ物を覚えたので、これをずっとフィルニーと呼んでいたのですが、これが超美味しい!大好き!!という話を、デリー出身のヒンドゥーの友人にしていると、ちょっと考えた顔をして、「それは私たちはキールと呼んでいます。」と言われました。そして、フィルニーと呼ぶことは無いとのこと。お祭りとかの時によく食べて、みんな好きだそうで、「たぶんそれと同じやつ」と言われました。なるほど!興味深い!!
以前、バングラデシュの人の料理教室に行ったときは、「パエーシュ」という名前で、同じようなライスプディングを作りました。この辺の呼び名のことは、WikiPediaのKheerのページをみると、まとめられていました。フィルニー(फ़िरनी)は、辞書を引くとペルシャ語由来のようです。
僕には、食べた感じの違いは、お店とか家庭とかの味の違い程度以上には、今のところ分からないんですが、「もりそば」と「ざるそば」とかみたいに、微妙かつ絶対的な区切り目があったりもするのかな。行く先々で食べ続ければ、なにか分かってくるのかな?

ともあれ、ジャーマーマスジド周辺の「フィルニー」は本当に美味しいので、もしも行く機会があれば、是非食べてみてください。