かつおのたたきカレー


かつおのたたきで作ったフィッシュカレーです。

お肉のカレーは重いなー、野菜のカレーはちょっと物足りないなー、だったら魚介のカレーだなー、というわけでお魚のカレーが食べたくなりました。
しかし、お魚のカレーは、「骨があると一気に食べる速度が落ちてげんなり・・」「お魚くさいのがイヤ」「身が少なくてお肉みたいなボリュームがない」など、自分にとってネガティブなイメージでした。
だったら、ツナ缶とかどうかなーとか思いながら、お魚売り場を通過していると
・・発見!



かつおのたたきがカタマリ(柵??)で売っていました。
これは使えそうです。
タタキなら骨はないだろうし、たっぷりとボリュウムもあるけどお肉よりヘルシーそう。解凍品だけど、カレーには十分だろうし、お値段がお手頃です。



ターメリック(小さじ1弱)と塩(小さじ1弱)を振って、にんにく(4かけ)と生姜(にんにくと同量)をすりおろして、レモン汁(小さじ1強)でマリネしました。にんにくと生姜は、たっぷりめです。
ああ、このままでも美味しそう・・(ターメリックは加熱しないと美味しくないので、このままでは食べられないですが)



たまねぎ(小1個)はちょっとゴゲ目がついて、さわやかな苦味が出るくらいが合いそうです。ちょっと強火で炒めました。
手抜きをして、真ん中をあけて、油を追加し、そこでクミンシードを炒めます。(←なくてもOK)



魚介のカレーには、「コリアンダー(ダニヤー)」がよくあいます。
デリーでお魚のカレーとエビのカレーを教わりましたが、そのときもコリアンダーをたっぷり使っていました。
今回は、インドのコリアンダーパウダーを切らしていたので、近所のスーパーでフォションのやつを買ってきました。無駄におフランス産で、いつものより心なしかフラワリーな香りです(笑。クッキーに入れると美味しそうなかんじ。
このコリアンダーパウダーを大さじ1と、レッドチリパウダー(小さじ1/2)、塩(小さじ1/2)を入れて手早く炒めます。焦げそうになったら、水をちょっと入れて救済します。



フレッシュなトマトを1個、水気が一旦なくなるまで(写真くらいまで)炒めます。今回は、缶詰のトマトをつかうと、たぶん重くなりすぎて不向きで、生トマトのさわやかな酸味で食べたいイメージです。
マリネしておいたかつおを入れて、炒めます。
強火にしておいて、水をひたひたまで加えて、ちょっと煮込みます。元がたたきですので、レアな状態でもいけると思いますが、今回は残りを翌日も食べたいので、しっかり火を通しました。
ここで、ガラムマサラ(小さじ1)を加えます。



お好みの濃さまで煮詰めます。
ちょっとしゃばしゃばくらいが、ご飯とよくあうと思います。
塩味をここで最終調整します。
お魚のカレーは、ちょっと塩をきかせたほうが美味しいかも。

出来上がりです(最初の写真)。
コリアンダーパウダーの香りと、トマトの酸味がさわやかで、にんにくと生姜のエスニックな香りが食欲をそそります。お魚の出汁のスープがご飯(写真のは玄米)とよくマッチしていました。
ボリュウムも満点で、お肉みたいな満足感があります。