マトゥラーのペーラー

3月にタージマハルを見にアーグラーに行った際、途中にある街マトゥラーでお菓子屋さんに寄って休憩しました。家にあった「Highway on the Plate」という本に、マトゥラーはお菓子(ミターイー)が有名で、特に「ペーラー」というのが名物だという記載があったため、どうしても食べてみたくなったためです。ペーラーは、今回Haldiram'sのを初めて食べてから気になっていました。
マトゥラーは、クリシュナーの生誕地とされるヒンドゥーの聖地(七大聖地のひとつ)で、その名もクリシュナー・ジャンナブーミー(クリシュナーの誕生の土地といった意)という場所もあります。また、マトゥラー美術の仏像なども有名ですが、それらはまたの機会にして、まっすぐお菓子屋さんを目指しました。お昼をまわっていて、お腹もすいていましたしね。



マトゥラーのホーリーゲート(2011年3月)
「Highway on the Plate」には、場所の情報は「シャンカル・ミターイー・ワーラー」という店名と、「ホーリーゲートという街のランドマークの前にある」ということしか載っていませんでしたので、10回くらい人に尋ねて、なんとか辿りつけました。
今回は、出る前にGoogleMapをみていたものの、道の様子までは分からず、KotwariRd.という道のほうから入って行きましたが、これが最悪に狭くてデコボコで混雑してる道で、帰りに通ったHoliGateTankChorahaRd.のほうが走りやすかったです。訪れる方はご参考までに。



「シャンカル・ミターイー・ワーラー」マトゥラーのホーリーゲート前
お店はたしかにゲートの目の前にあり、大きな看板ですぐに分かりました。上のゲートの写真を撮った立ち位置の、右斜めうしろあたりの場所です。
看板には「シャンカル・ミターイー・ワーラー」「チョーレー(ひよこ豆のカレー)」「バトゥーレー(揚げパン)」「ラッシー」そして少し大きめに「ペーラー」と書かれていました。



「ペーラー」です。
看板メニューだけあって、店頭のカウンター上に山積みされています。1プレート注文すると、量り取ってくれます。Haldiram'sのは、ホワイトペーラーということで、白くて、味も精製された感じの繊細な味でしたが、こちらのは、色も茶色くて、きな粉のような味もします。ちょっとザラリとして、形も味もおおらかで力強い感じです。



左が「ガージャルキーハルワー(にんじんのハルワー)」、右が「ムーングキーハルワー(ムーング豆のハルワー)」
「Highway on the Plate」には、このお店は、ペーレーのほかに、「ムーングキーハルワー」が美味しいとあったので、オーダーしました。豆の風味が良い感じのハルワーでした。ガージャルの方は味見だけさせてもらったけど、これも美味。味的には両方食べたかったけど、甘さ的にリミットを超えていました。



「チョーレー・バトゥーレー」です。
甘いものの後は、辛いものが食べたくなります。デリーでは、すごい油がぎっとりで、液体部分がほどんど油みたいなチョーレーもありますが、ここのはさらりとしたチョーレーでした。おいしい。バトゥーレーの方も、さっぱりと揚がっていて油っこさを感じません。
実はこの日は、朝食もチョーレーだったんですが、昼もまたぺろりと食べてしまいました。(さらに、夕食で入った食堂でも、何がオススメか訊いたら、チョーレーを勧められてしまいました… 3回目はさすがにパスでした。定番かつ愛されているメニューなんですね。)


最後に「ラッシー」。
ふんわりとした標準的なラッシーでした。紙コップ入りだったのは、ちょっと意外。


幹線道路(NH2)から少し入り込む必要がありますが、是非また訪れたいお店でした。地元の人がひっきりなしに訪れていて、土地の名店という感じでした。