甘いかぼちゃカレー
『自然派インド料理ナタラジレシピブック』(PARCO出版)から「豆乳かぼちゃカレー(甘口)」(p25)を作ってみました。
ナタラジの料理は、グジャラートのベジ料理がベースになっているとのことで、当地の名物である砂糖(このレシピでは黒糖)入りの甘いカレーを選んでみました。かぼちゃの甘いカレー、いかにも美味しそうです。
まず、この本をぺらぺらとめくって気づいた印象をメモしておきます。完成した料理は、すべてカラー写真で綺麗に載っていますが、調理の途中の写真はありません。また、各スパイスの紹介が、見開き1ページでまとめられている他には、インド料理の一般的なコツとかルールとかは、まとめられていません。
しかし、各レシピの手続きの指示は、簡潔かつ的確で、料理を再現するのに問題は全く感じませんでした。
各レシピにオリジナリティーがあるので、他のインド料理本と一線を画しています。そして、はじめての人にひとまずインド風料理を作ってもらおうというというようなところがなくて、むしろ安心感があります。また、卵も乳製品も使用しないビーガンレシピというのも、必要な方には大変参考になるのでは、と思いました。
よって、インド料理のイロハになじみの薄い方は、他に1冊参考書wに目を通してから、本書に入るとイメージをつかみやすいのかなと思いました。私のオススメは、『インド家庭料理「カレーとサブジ」―「キッチンスタジオ ペイズリー」の本格レシピ(香取薫)』(MARBLE BOOKS daily made)です。特にチャパティーの焼き方のところは圧巻!!
材料はレシピ通りに揃えることに努めましたが、豆乳を使うべきところを、冷蔵庫にあった牛乳を使ってしまいました。ですので、以下の感想は、本のレシピからは外れていることになります。
煮込んでいくと、ねっとりとアメのようになってきて、キャラメルみたいになってきました。焦げ付かないように、よーくまぜます。
できました☆。ハーンディーという器に盛ってみました。
見た目と同様にキャラメルみたいな味で濃厚です。カシューナッツと黒糖のコクがすごいです。じんわりとスパイスの辛味があって、マスタードシードのプチプチ感がいい。あと、けっこう塩が効いているので、それで濃厚感が増してます。
スパイシーな塩キャラメルをからめたカボチャといった感じです。
これ一品でライスやパンと食べるというより、ダールなどの他のカレーの付け合せに向いています。これが一品つくと、超豪華になりますね。(一番上の写真は、ムーングキーダールと合わせています)
この本で、他に気になるレシピとして、パニールの代わりに厚揚げを使った「ほうれん草カレー」、砂糖を使ったカレーとして「ピーナッツ入りダル」などがありました。
- 作者: Nataraj(ナタラジ)
- 出版社/メーカー: パルコ
- 発売日: 2011/06/14
- メディア: 単行本
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たった5つのスパイスで!インド家庭料理「カレーとサブジ」―「キッチンスタジオ ペイズリー」の本格レシピ (MARBLE BOOKS daily made)
- 作者: 香取薫
- 出版社/メーカー: マーブルトロン
- 発売日: 2008/07/30
- メディア: 単行本
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甘いカレーを食べていると、グジャラート旅行の思い出がよみがえってきました。
アールーパコーレーの甘いカレーソース掛け(グジャラート州スーラトの駅前, 2010年1月)
アールーパコーラー(じゃがいもにひよこ豆粉の衣をたっぷりとつけて揚げたもの)を甘いさらさらのカレーソースにつけて食べます。スーラトの駅前にある行列の出来る店で食べました。甘いソースがくせになります。
スーラトは、ポリエステルサリーの一大生産地で、安価なサリーが大量生産されています。
↓は、SUNDARの店主が訪問した時のレポートです。(別のブログに飛びます)