AHMEDのパウダーで羊コールマー


箱崎にあるハラールフード店Azharで買ってきた、パキスタンのAHMED FOODSというメーカーのスパイスミックス、コールマー/ミートマサーラー(Quorma/MeatMasala)です。
パキスタン製なので、ハラールの表示があるのはもちろんですが、インドで表示が義務付けられているベジのマークもついています(右上端の日の丸みたいなの)。インドにも輸出しているのでしょうか。
ちなみにこのAHMED FOODSをググッて、本家サイトを表示してみようとしたところ、Googleから「警告- このウェブサイトにアクセスすると、コンピュータに損害が生じる可能性があります。」と言われてしまいました…何かに侵されているんでしょうか?
製品の方はきっと大丈夫だと信じたいです。



開けてみると、ホールのスパイスも入っていました。
数えてみると、グリーンカルダモン(2粒)、クローブ(6粒くらい)、黒胡椒(6粒くらい)それぞれ入っていました。どれも小柄で締まった感じの見た目です。数度に分けて使うときは、偏らないように数えていれないといけませんね。

初めて使うスパイスミックスのため、今回は箱に書いてあるとおりに作って、様子をみようと思います。

調理手順(箱より転載)

1 - ギーまたはオイル(175mL)を火にかけ、肉(500g)、しょうが(ペースト, 20g)、にんにく(ペースト, 20g)、Ahmed Meat Masala(25g)を加えて、4〜5分間炒める
2 - たまねぎ(薄切り, 300〜315g)を加えて数分炒めて、トマト(薄切り, 70g)と水(460〜580ML)加えてフタをし、弱火で肉が柔らかくなるまで煮込む
3 - 肉が柔らかくなったら、強火でかき混ぜながら、油分とマサーラーが分離するまで炒める
4 - 水(230〜350mL)を加えお好みのグレービーの濃さまで煮詰める
美味しいAhmed Meat Masalaをホットでフレッシュなナーンまたはライスといっしょにどうぞ
Note: 千切りのしょうがとフレッシュグリーンコリアンダーを添えて、カラヒーで調理すると、より美味しくいただけます

気づいた点

  1. オイルが大量ですね。先日、ナスを素揚にするのにつかったオイルより多いです。まあ、最後にとってしまえばいいか
  2. たまねぎは肉のあとで追加するのか。そして、量が多め
  3. ヨーグルトは入れないんだな。それもありか
  4. あれ、塩を入れる指示がない


塩を入れる指示がないので、パウダーに含まれてるのかなと思い、原材料表示を確認してみました。

INGREDIENTS

Salt, Red Chilli, Coriander, Turmaric, Garlic, Ginger, Onion, Cumin, Black Papper, Ajinomoto, Black Cumin, Black Cardamom

おお、塩は入ってますねー。舐めてみると、ちゃんと味がする。
あとは…、あれ、「Ajinomoto」。
味の素がちゃんとAjinomotoと表記されて入っています(^_^;)
しかし、ホールで入っているのが見えた、グリーンカルダモンとクローブは、表示されてませんね…


さっそく作ってみます。お肉は、そのAzharで同じく購入した、オーストラリア産の冷凍ラムすね肉(850円/kg)を500gつかいました。
オイルが多いので、お肉を入れると揚げているみたいになりました。中火でレシピの順番に入れていきました。



写真はトマトを入れる直前で、液体分はすべてオイルです。レシピの指示通りだと、やはり、たまねぎはあまり炒められていないんですが、今回はこのままいきます。
お肉が硬いすね肉だったので、煮込みは圧力鍋を使いました。いつもどおり、25分間ほど加圧しました。
このとき、ミスをして、水を300mLしか入れてなかったんですが、鍋で材料がひたひたになっていたので、まあ大丈夫と思います。むしろ、圧力鍋だと水があまり減らないので、次の煮詰める段階のことを考えると、正解だった気もします。



レシピ通り強火で煮詰めていきます。オイルとマサーラーが分離するまで、というのは、インド料理的には、水分がなくなって、グレービーとオイルだけの状態を指しますので、根気よく煮詰めます。強火でガンガンいきます。オイルがたっぷりあるので、かき混ぜ続ければ、強火でも焦げ付きません。オイルが飛んで、手が熱いです(-.-;)
この過程で、たまねぎが完全に溶けきって、なめらかーなグレービーになっていきました。なるほど!。写真は、煮詰まった最終段階です。



水を加えなおして、もうちょっと煮ると、見慣れたコールマーの出来上がりです。一度強火で煮詰めてから、水で戻すというのが、なめらかなグレービーの秘訣でした。
塩味もちょうど良く、たまねぎとラムの甘味もあります。辛さもちょうどいい。

実は圧力鍋を開けた段階で味見してたんですが、そのときは、むせかえるくらい辛くて、これは…っと思ったんですが、強火で煮詰めるあいだに、適度に辛味が飛んで、ちょうど良くなっていました。箱のレシピには、ちゃんとワケがあるんですね!



浮いてきたオイルを取ると、ちょうど100mLくらいありました。
羊味のラー油状態ですね。



今日はかっこよくカラーイーに入れてみました。
パキスタン産バースマーティーライスで食べましたが、お肉が香りのつよい羊のすね肉のせいもあるけど、下町の味です。
この独特の香味はなんなんだろう?確かにインドの路地で匂ってくるのと同じ香りで、インドの記憶を呼び覚ます系の香りですww

ふだんのMDH社のものとは、また違った味ですが、バランス良くできていました。やっぱり、まずは箱に書いてあるとおり作ってみるもんだと、再認識しました(^^)