ITCのバターチキンの素を試す


ITCの「Kitchens of India」シリーズのバターチキンの素を試してみました。

袋に書いてあった作り方は、以下の3ステップのみ。

1,中身を鍋にあけ、水(300mL)、骨なしの鶏肉(300g)とよく混ぜる
2,沸騰し始めたら、フタをして弱火にし10〜12分間煮こむ。鶏肉に完全に火が通ったことを確認する
3,バター(50g)を加え、火を消す

鶏肉とバターがあればできるようです。
300gだから、モモ1枚またはムネ1枚くらいかな。インド的には、皮は除くことが前提になっていると思います。
今回は、モモ身1枚(340g)から皮と脂を取り除いて、だいたい300gくらい。長く煮込まないので、一口大に小さめに切りました。

他に電子レンジを使った調理方法も書かれてます。900Wのレンジで10〜12分間加熱するとのことで、鍋で作る場合と熱源が変わるだけで、手順は同じでした。



開けてみると中身はタイのグリーンカレーの素みたいなかんじですね!
ちなみに外袋もこの内袋も開け口はなく、どこからも切れないので、ハサミか包丁が必要です。これはインドの製品はだいたいどれもそうですね。



ペーストと鶏肉を水に溶いて、加熱を始めたところ。
ペーストは、加熱を始める前に、しっかりと溶かしておいたほうがいいようです。熱くなってくると溶けにくくて、ダマになりそうになりました。

説明通りに、沸騰してきたらフタをして、12分間加熱しました。



フタを開けたところ。おっ、それっぽくなっています。



バター50g・・大量です。
デリーで食べるバターチキンには、さらにたくさんクリームも入っているようなので、脂質とかコレステロールとか・・(=_=;)
バターを入れて溶かして混ぜると、油と水分がなじんできて、全体がクリーミーな様子になってきました。



できました!

ちゃんとバターチキンですねー。
インドではバターチキンのチキンには、タンドゥーリーで焼いた香ばしいものを使うのが普通で、それには全くおよびませんが、レトルトに入っている肉に比べれば、断然美味しいですね。
グレービーの方は、若干レトルトっぽい味はします。

量は、お腹いっぱい食べて2回分ありました。日本の表記だと4人分になるのではないでしょうか。インドのレトルトだと2つ分くらいです。

結論としては、レトルトのものよりも、お肉がフレッシュなぶん美味しいけど、グレービーはレトルトっぽい感じがあるので、スパイスミックスで作ったものよりかはやはり劣る。でも、鶏肉とバターとこれがあれば、15分とかでバターチキンができるのは魅力ですね。

このバターチキンの素の重量が100gで、レトルトだと285gとかで+箱入りだから、日本に持ち帰る重量の効率を考えると、ざっと6倍くらいになりますね。今後はレトルトよりも、こちらの○○の素が中心になりそうです。